【50年代】みんなが真似したオードリーヘップバーンのメイクとファッション

時代とともに変化するヘアメイクとファッション。かつて流行したスタイルは、時を経て再びトレンドとなります。今までになかったメイクやファッションの楽しみ方を見つけ、現代でも好まれるトレンドが次々と生まれた1950年代から2000年代のメイク&ファッションを振り返ります。

目次

50年代の時代背景

1950~60年代はアメリカが最も輝いていた時代と言われ、戦勝国として好景気に恵まれていました。「黄金の50年代」と呼ばれたアメリカのメイクやファッションは、主に映画女優がお手本となりました。当時を代表する女優といえば、オードリー・ヘップバーンやマリリン・モンロー、グレース・ケリーです。多くの人々が彼女たちのようなセレブに憧れ、メイクやファッションを真似しました。

メイクの特徴

引用:https://www.instagram.com/p/CdHdLqxBtXM/?utm_source=ig_web_copy_link

当時のおしゃれのお手本は、「ローマの休日」でアカデミー主演女優賞を獲得し、「ティファニーで朝食を」など数々の有名な作品に登場したオードリー・ヘップバーンでした。今回は、彼女を参考にして50年代のメイクの特徴をご紹介します。

明るい肌色ながらも血色感が重視され、白く見えるピンク系のファンデーションが流行していました。オードリー・ヘップバーンはサラサラな陶器のような肌をしていて、厚塗り感がありません。ファンデーションを均等に薄く伸ばし、まっさらなベースづくりを心がけましょう。

眉頭から眉尻まではっきりとした、自然な太眉が特徴です。眉山がしっかりとられておりキリッとした印象もありますが、短めの長さと自然な太さがあることで柔らかい印象と相まって、エレガントな女性の顔立ちになっています。

目尻をはね上げるようにラインを引くキャットアイメイクが流行し、太く切長な目元が人気を集めました。下まつげにもたっぷりマスカラをつけ、より魅力的な目元になっています。

50年代メイクの口元の特徴は、真紅の口紅を引いているところです。真っ赤なリップといえば、マリリンモンローも有名ですよね。色っぽくもクラシカルなメイクが人気でした。

髪型の特徴

https://www.vogue.co.jp/celebrity/beautybuzz/2019-06-27/the-best-pixie-cuts-of-all-time/cnihub

1950年代のヘアスタイルは、女性らしい丸みと品のあるスタイルが主流でした。オードリー・ヘップバーンはショートヘアでも上品さを感じさせる“ピクシーカット”が印象的。前髪を短めにカットして額を見せ、首筋をすっきりと見せるスタイルは、当時の新しい女性像を象徴していました。

また、ミディアム〜ロングヘアでは、ふんわりとしたカールをつけてボリュームを出すのがトレンド。外巻きカールやトップにボリュームを持たせたヘアスタイルも人気で、ヘアスプレーでしっかりとキープするのが定番でした。スカーフやカチューシャなどのヘアアクセサリーも流行し、ファッションとの組み合わせで個性を表現する女性が増えた時代です。

ファッションの特徴

https://www.fashion-press.net/news/47112

1950年代に流行したファッションは現代でも通じるレトロ可愛さです。1947年にクリスチャン・ディオールが発表したニュールックが世界的に大流行し、日本でも真似されるほどの影響を及ぼしました。「ニュールック」とは、角ばった印象を与える肩パットが外され、丸みのある肩と胸、細く絞られたウエスト、ふんわりと広がったスカートが特徴的なシルエットのスタイルです。このスタイルの流行を皮切りに、クリスチャン・ディオールはシルエットを重視したスタイルを次々に発表しました。

https://www.elle.com/jp/fashion/icons/g123313/fpi-fashion-icon-audrey-hepburn16-1121/

また、ファッションリーダーでもあったオードリー・ヘップバーンが映画の中で履いていた八部丈のパンツも大流行しました。その映画の題名が「麗しのサブリナ」だったことから、「サブリナパンツ」と呼ばれ、日本でも真似をする人が続出しました。

50年代メイク&ファッションでレトロ可愛く

50年代メイク&ファッションをご紹介しました。当時人気の的となったオードリー・ヘップバーンやマリリン・モンローを真似して、レトロ可愛いファッションやエレガントでクラシカルなメイクに挑戦してみてください。
彼女たちのように、上品で女性らしい50年代スタイルは、今見ても新鮮です。ファッションやメイクの勉強をしている美容学生の方も、時代背景やアイコンとなった人物を知ることで、ヘアメイクの表現の幅がぐっと広がります。

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