倉庫の個性を活かした、錦糸町スタジオララの魅力

撮影スタジオというと、どんな空間を思い浮かべますか?
真っ白な壁、均等に並んだ照明、どこまでも整った無機質な空間。
そんなイメージを持っている方に、ぜひ知ってほしいスタジオがあります。

それが、錦糸町スタジオLaLa(ララ)です。
ここはただの白ホリスタジオではありません。
元は“倉庫”という、少しラフで、ちょっと無骨な背景を持った空間なのです。

目次

倉庫という“素材”を活かしたスタジオ

錦糸町スタジオララは、東京都墨田区の錦糸町駅から徒歩10分ほどの場所にあります。
少し路地に入ったところにあるこのスタジオは、もともと倉庫だった建物を、撮影スタジオとしてリノベーションしたもの。

そのため、建物の構造には倉庫らしさがそのまま残っています。
スタジオに入ると、まず目に飛び込んでくるのは、天井高約6mの開放感と、白く塗装された広い床面。

その向こうに、鉄骨むき出しのX字のハリ、シャッターがそのまま残る壁面、吹き抜けのように感じる天井の高さ、少し無機質で無駄のない構造などなど、もともとの倉庫だった時代の名残が。

この「少しだけ粗い感じ」が、他にはない空気感を作り出してくれています。

“整いすぎていない”からこそ、アイデアが生きる

ララの空間が面白いのは、ただの白ホリに留まらない「余白」があること。

撮影スタジオとしては、白ホリスペース(奥行き5m × 幅6.1m × 高さ3.5m)に加えて、全体の空間は奥行き11m、高さ6mと、かなりゆとりがあります。
その中に、白く塗られた床と壁がありつつも、鉄筋やシャッターといった「異質な素材」が並んでいる。
この対比が、クリエイティブな表現を引き立ててくれるのです。

たとえば、

柔らかい衣装や花の装飾が、無骨な背景に映える
無機質なシャッターが、写真にちょっとしたアクセントに
広くてラフな空間が、ダンスやパフォーマンス撮影にもぴったり

この“整いすぎていない感じ”が、表現の幅を広げ、アイデアを自由に試せる空気をつくっています。

実際にあった、倉庫の個性を活かした撮影たち

ララでは、日々いろんな撮影が行われています。
中には、空間の「倉庫っぽさ」を存分に活かしたユニークな例も。

✅ ダンス動画の撮影

SNS投稿用のダンス動画を撮りに来られたグループ。
白ホリ部分だけではなく、奥行きのある空間を使って広がりのある動きが可能でした。
天井も高いためジャンプや振りの大きな表現にも対応でき、音楽と空間がしっかりシンクロしていました。

✅ バイクを搬入して、スモーク&光の演出

バイクを持ち込んだ撮影では、シャッターを少し開けて自然光を取り入れ、スモークを焚いて撮影。
光が煙に反射し、柱に陰影が落ちて幻想的な一枚に。倉庫特有の空間がこの演出にぴったりでした。

✅ 鉄骨にリースを飾って撮影

X字に交差する鉄骨の柱に、手作りの花のリースを吊るしたスタイリング。
シンプルで硬い背景に華やかさが加わり、アクセントとしてとても映えていました。
白ホリだけで完結させない「空間を使う楽しさ」が伝わってくる作品でした。

控え室・フリースペースとの組み合わせでさらに自由に

スタジオには20.5㎡のフリースペースも隣接していて、ここがまた便利なんです。
控え室・メイクスペースとして使えるだけでなく、荷物置き場や休憩スペース、撮影前後の打ち合わせなど、多目的に使える自由な空間です。

照明機材や衣装、ヘアメイク道具を広げても余裕がある広さなので、グループ撮影や長時間の撮影にも対応できます。

「スタジオ」と聞くと、限られた時間・限られた動線で動く印象があるかもしれませんが、ララはこの“自由に使える余白”があることで、初めての方でもリラックスしやすく、自然体で制作に向き合えるのが特徴です。

倉庫の空間だからこそ、“創作の余地”がある

ララは、どこか未完成な空気があるスタジオです。
壁も床も白く整ってはいますが、その中にある鉄骨やシャッター、天井の高さや、ラフな部分が、
「どう使おうか」「何を撮ろうか」と、使う人に問いかけてくるような、そんな空間です。

それはまるで、空間そのものが“白紙”というより“下地のあるキャンバス”のような存在。
クリエイターの感性によって、そこに色が重ねられたり、異素材が加わったりして、
その日その瞬間だけの作品が生まれていきます。

ちょっと変わったスタジオ、でもだからこそ面白い

錦糸町スタジオララは、整った白ホリだけの空間ではありません。
倉庫の個性をそのまま残し、そこに“表現の自由”を掛け合わせた、ちょっと不思議で、でもとても柔らかいスタジオです。

「こんな感じで撮ってみたい」
「この背景、逆に活かせるかも」
「普通のスタジオじゃできないことをやってみたい」

そんなアイデアをお持ちの方にこそ、ぜひ一度体験してほしい場所です。
倉庫感という“素材”を活かした自由な撮影、してみませんか?

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